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第12回 早稲田ベンチャーフォーラム結果発表

最優秀賞株式会社HERO「日本のサブカルチャーの世界発信・販売」 

最優秀賞 (副賞:25万円)
日本のサブカルチャーの世界発信・販売
(株式会社HERO)
 発表者:趙  カン
 市原 弘規,今井 亮太,飯田 智子


本年度の早稲田ベンチャーフォーラム最優秀賞は「株式会社HERO」に決定された.日本のサブカルチャーをポータルサイト上で世界に発信するという本事業計画では,関連商品販売の取引仲介手数料と広告収入を主な収益モデルとしており,サイト上に具現されたジャンル毎のコミュニティ活動を活性化させることで,日本のサブカルチャーに対する潜在的需要層をさらに拡大していく計画となっている.同形式のコンテンツは既に実在しているものの,その多くが既存ポータルサイトのサブコンテンツの形態にとどまっていることから,サブカルチャーに特化したポータル形式の本事業計画は,その独自性と成長性が共に評価された.

以上のようなことを踏まえ審査を行った結果,アイテムの斬新さや的確なターゲット選定,そして実現可能性や収益性等が幅広く評価され,今回最優秀賞に選ばれた.

入賞各社の事業概要は以下のとおり(発表順).

チョッピー1. Chop-ii(チョッピー)  優秀賞
  大西 唯長野 泰子
  平林 尚也成田 将也高橋 克己
 (京都産業大学 経営学部 久保亮一ゼミ)

お箸と自社HPを媒体とした広告業.お箸を無料配布し,マイ箸人口の拡大を図る.自社のマイ箸にクーポンとしての効果を加えることで,提携先の飲食店への利用を促すとともに自社HPへアクセスさせ,マイ箸運動を広める.

 

ココシアトレ2. coco theatre [ココ・シアトレ] 優秀賞
  柴田 麻衣子

高齢者によるミュージカル舞台の制作.制作過程から興行までを含めて老人ホームや自治体などに売り込んでいく.ミュージカル制作を通して高齢者に出会いや生きがいを提供する.

 

Link3. Link 優秀賞
  北本 拓也,熊澤 建太郎,顧 婧

空き部屋を抱える分譲マンションをターゲットとし,住民間でシェア(共同利用)できる物やサービスの情報サイトをインターネット上でマンション単位で提供する.物やサービスの提供者には,周辺商店用クーポンに交換できる電子ポイントを付与する.よりよいコミュニティ形成を促進することでマンションの付加価値を向上させる.

 

TOKOR4. TOKOR 優秀賞
  沼田 絵梨子

うつ病の“早期発見”のための「鼓膜温測定装置を用いたうつ病発症リスク評価システム」を現在開発中.このシステムを企業の医務室等に設置し就労者に対して定期的に検査を行うことで,軽症段階でのうつ病の発見・治療を可能にし,職場におけるうつ病の撲滅に貢献する.

 

株式会社HERO5. 日本のサブカルチャーの世界発信・販売
  株式会社HERO  最優秀賞 ポピュラー賞
  趙 カン,市原 弘規,今井 亮太,飯田 智子

マンガやコスプレなど,海外の若者に人気の日本のサブカルチャーを日本語・英語で発信ポータルサイトを構築.インターネット上で作品や関連商品を売買できるようにし,手数料や広告費を得る.



 また,惜しくも壇上での発表機会は逃したものの優れたアイディアで健闘した事業計画に対し,敢闘賞が贈られ,事業計画をパネル展示していただいた.

アイディアパネルセッション
モチベーションダイナミックス

モチベーション・ダイナミックス 敢闘賞
ドラーチャ・ロバート

他国に比較して起業や仕事に対する意欲が低い日本人に対し,イノベーション・挑戦精神を発達させる独自メソッドのモチベーション向上トレーニングを提供する.

久保新商店

久保新商店 敢闘賞
國貞 力哉岡本 達哉村上 佳世,宮本 頌子
(京都産業大学 経営学部 久保亮一ゼミ)

大学近隣に店舗を構え,メーカーの新商品を学生に先行販売.キャッシュバック制度つきアンケートを実施して,マーケティングリサーチを行う.


●たくさんのご応募ありがとうございました●

第12回早稲田ベンチャーフォーラム<大学発ベンチャーの事業計画発表会>
共催:早稲田大学アントレプレヌール研究会 早稲田大学 産学官研究推進センター/インキュベーション推進室
後援:日本ベンチャー学会 (財)日本立地センター 独立行政法人 中小企業基盤整備機構
協賛: ウエルインベストメント(株) Dr. Robert J. Shillman Entrepreneurship Program

 

 早稲田大学アジア太平洋研究センターでは、1998年4月1日より大学院アジア太平洋研究科を開設し、 国際経営学専攻においてベンチャー企業を輩出すべく各種の教育活動や支援活動を行っておりますが、 この講座に付け加える形で受講者だけでなく、広く一般から事業計画を公募いたしました。
 応募された事業計画は、当センターの教授陣を中心とする審査員によって審査され、数段階の審査を経て、「早稲田大学アントレプレヌール研究会 国際シンポジウム」の「早稲田ベンチャーフォーラム」でプレゼンテーションしていただき、 上位者が表彰されました。
 

計画中から設立3年以内の各大学のTLO、ベンチャー・ビジネス・ラボ、インキュベーションセンターなどからの事業計画発表会


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